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橋下徹氏、再委託問題で国が怠っていた点を指摘
いや、このような事業は事前ヒアリングをしながら制度設計をしないと非現実的な仕組みとなってしまう。ただ問題だったのは役所で常態化していた事前ヒアリングにルールがなかったこと。大阪府ではサウンディング市場調査としてルール化した。今回、国がそれを怠ってしまったことが問題。 https://t.co/3BNbg9SoKR
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) June 9, 2020
橋下徹さんが、持続化給付金を巡る再委託問題について、ツイッターで引用。
事前ヒアリングのルールを設けていなかった国のやりかたに言及し、
「(大阪府では)サウンディング市場調査としてルール化した」
と例を挙げながら指摘しました。
ここで気になるのは「サウンディング市場調査」という単語。
大阪府ではルール化されているといいますが、いったいどういうものなのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
サウンディング調査とは民間との対話を行う調査
「サウンディング調査」とは、「サウンディング型市場調査」ともいい、行政と、公募で選出された民間事業者とが直接対話して、市場性などを把握することを指します。
特に公有地の活用などの際に用いられることが多く、市場性のほかにも実現可能性や、民間事業者が有するアイデアの収集などの目的も含んでいるとのことです。
サウンディング調査には、以下のようなメリットが挙げられます。
- アイデアが集まりやすい
- 行政だけでは気づきにくい課題が把握できる
- 民間事業者が参入しやすい公募条件へと整備できる
- (民間事業者は)自らのノウハウと創意工夫を事業に反映できる
大阪府では、行政と民間事業者との双方がWin-Winの関係で連携する取り組みのひとつとして、公共施設などの有効活用のためなどさまざまな場面で実施されているようです。
もちろん、大阪府以外にも、群馬県の前橋市や、千葉県の流山市など「サウンディング調査」を実施している県(市)は多数あります。
橋下氏が大阪府知事だった頃の取り組み 「透明度日本一を」
今回の再委託問題については、野党からは「委託先の実態、運営の在り方が『不透明』だ」との批判があがっています。
ここで、橋下さんが大阪府知事だった頃に取り組んだ内容をみてみましょう。
- 「透明度日本一の府政を目指す」と「オープン府庁(究極の情報公開)」「施策プロセスの見える化」を実施
- オープン府庁第2弾では「府民の声の見える化」も
- ほか公金支出の翌日情報公開など
このように橋下さんが府知事だった頃から培ってきた
「オープンさ(透明度)」と「行政と民とのつながり」
こそが、大阪府の「サウンディング調査ルール化」の基礎を作り上げたと言えるかもしれません。
まとめ
今回の再委託問題で、地方都市が実施しているサウンディング調査を国がルール化していなかったという点は、確かに議論の余地があります。。
情報の透明性にこだわった橋下さんだからこそ、その観点をより厳しく突けたとも言えますね。
参考:
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo21_hh_000082.html
https://www.city.maebashi.gunma.jp/gyosei/2/2/14368.html
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/information/1006912/1006966/1006988/index.html
http://www.pref.osaka.lg.jp/gyokaku/sounding/index.html#%E5%AE%9F%E6%96%BD
https://www.daiwahouse.co.jp/tochikatsu/souken/business/column/clm90.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59886310S0A600C2CR8000/
https://news.yahoo.co.jp/articles/675d9a871c2076f55f481647377e47156ff201ed
http://www.asahi.com/special/08002/OSK200804230060.html
http://www.nga.gr.jp/pref_info/tembo/2010/03/post_803.html
http://www.pref.osaka.lg.jp/koho/process-mieruka/process/index.html
https://www.shikoku-np.co.jp/national/political/20110915000292